えー、皆さん本当に長い間ありがとうございました。
僕はあの、子供の頃から、ほんとにあの、人をびっくりさせるのが好きでね、笑うてくれたらそれでええと思って、よう家で死んだマネしました。ええ。
母親が帰ってくるのに、冷蔵庫からケチャップ出して、バーッと、倒れてたりね、それでも母親は全然驚かなんと「何してんのこの子は!ケチャップばっかり使うて」なんて言われたりね。
それからあの、風呂屋へ行って、脱衣所入ってですね、あの小さいとこへぐっと隠れているんですね。で大人が来ると、そこをぱっと開けたら、うおっ、と出たら大人が、うおぉ!と、びっくりするので、そんなことばっかりしていた子なんですね。小さいときに。
で、それがこういう仕事に、つくようになって、いちばん最初のえー1987年、ですか。
えー。「夢列島」でやらしていただいてその時も、いろんな、苦情に、耐えながら、ていうかね。まあ自分は、むちゃくちゃ、なんかこっちが楽しませてやろうとかそういう思いがありましたからね。
それで、去年、僕は、あの初めて50過ぎて、ニッポン放送の、チャリティーやったんですね。
チャリティーと言うのは、非常にこれ、ぼくみたいなもんが、やっていいのかどうかずっと悩んでたんですけど、ラジオをずーっと、お世話になってたものですから、民放のラジオで、お世話に、なったし、それじゃあやらせていただこうと去年やりました。
ニッポン放送は、素晴らしい、あの会社です。も本当に、あの、車両(社長?)さんから、編成から制作まで、1年間、そのチャリティーによって、リセットされるんですね。もうみんっなが一生懸命やります。それを24時間、寝ずにやります。
そのニッポン放送が、去年の2月に(編者注・正しくは2005年=今年の2月)ああいう波が、大きな波が、押し寄せてきました。
その時、僕はラジオやってたんですけども、非常に、下の者、っていうか、どうしていいのか分からへんのですよ。自分らは。お金もないし、何していいのか、わからへん、っていう、立場に、立たされた製作陣なんかを見てて、***(編者注・聞き取れず)思いをしました。
その波が、フジテレビに押しよせてくるというのは僕、思っても、みなかったんですね。
でまったくわからなかったんですけれども、その波が、押し寄せてきた。それがいいか悪いか、全然わからないですけど、本当に、すごい波が押し寄せてきて、みんな僕らの仲間が、どうしようて言ってあわてふためいていたのを目のあたりにしました。
でも僕はね、テレビという、その入れ物の中、ラジオという、入れ物の中で、仕事をしているんじゃないんです。そのラジオ、テレビの奥にいる、個人と仕事をしているんですよ。
個人が、こんだけ寝んと、一生懸命報道も、それから、今日さんまがドラマをやっていたように、もう本当に寝んとやってます。面白いもんを、どないかして提供しようって、一生懸命になって、やってます。今日のドラマも、昨日ちょうどできあがってきたらしいです。そしてみんなに、楽しんでもらおうと、必死になっているんです。
今回、こんな、けったいな企画を僕は、聞かされました。で、これは、25時間のコントですよね。ええ。
あの、食えないもんがここへ来てて…いや、ぼくは、食べれます、好きなんです。大好きなんですよ。しかし、うーあの、1回も、そういう、食べれないと、思ってしまったことが、あれだったんで…食べれます食べますよ。なんぼでも。
しかし、それを、それを逃げよう、っていうんで、脱出する、という企画だったんです。
ここが大事ですよ。この企画をね、OKする、器のある、人が居るんです。
僕は、社長が、これOKされたんですよ。「ああそう。それならやろう」って。
これ素晴らしいなと思いました。で、すべてがコントですよね。で彼らは、ほんとに寝んと、本当に、楽しいものを提供するために、必死になっているんですよ。
そのバトンというのは、すべてこの25時間、うれしいのは、バラエティーの人間に、来たことです。
さんまを筆頭に、バラエティの人間が、みんな、その制作陣の個人とつき合っている人たちに、よっしゃわかった、っていうんで、みんな、頑張ったんですね。
僕は、特に、あの、青木はうれしかったと思います。最後、山中の配慮で、ああやって(編者注・青木さやか。この回25時間出演し最後の「提供読み」に参加)。あり得ないことですよね。
※このあたりからBGM+エンドロール
こんな人たちが、作っているんですから、もうこれは、こんなすばらしいものは、本当に、あの、いろんな仕事がありますけど、まあ僕は、この業界しか知らないですけど、まあ、ないですね。ほかに。
だから、この民放が、このフジテレビが、強いんですよ。ニッポン放送が、強いんですよ。そのみんな、汗水たらして、働いてる人が、いるからです。
この波、悪いかいいのか、わからないけど、僕は商売というのはね、まず、ま落語の世界で書いてあるんですけれど、客よし、店よし、そして、世間よしなんです。
お客さんも喜び、そして、お店も、それでうるおい、そして、世間もそれを認めるということが、すごく大事なんですよ。
お客さんが、喜んだ。店は、ものすごう、お客さん以上に、もうけた。それではだめなんです。世間が許さないんですよ。
昔からの、日本に、伝わる、「客よし、店よし、世間よし」という、その言葉、っていうのは、僕は、素晴らしいなと思います。みなさん、いろんなくやしい思いをされたけど、今日、ほんとに、テレビをご覧の皆さん、どうだったんでしょうか。
僕はこれ、本当に、今の今日のスタッフが、今度偉くなったとき、その下から、来る企画を、よっしゃわかった面白い、とゆうて、受けとる度量のある人間に、なってほしいと思います。ええ。
まぁ、もう最後になりましたが、青木、お前よかったな。(青木:はい。)本当に、あのもうバラエティーに、あの、あの名前言ってましたけど、芸人って、最高ですよ。本当みなさん、ありがとうございました。じゃさよなら。さよなら。
(以上、鉄パンツ一丁に、全身金粉という姿で。)
※この後、終わろうとする鶴瓶に、「まだ食えないもの(サバ)を食べていない」
ということで、食べさせようとするが、
フタを取ると中にはスタッフからの鶴瓶へのメッセージの山、というオチ。
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